競馬とスポーツの出版社 流星社 「そのまま!」日記
 
野平 祐二  

「ミスター競馬」野平祐二の遺稿集私が去っても競馬は続く。それが永遠であってほしい……。(本文より)
Whistling on the horses
口笛吹きながら
野平 祐二 著 定価2,052円(税込)

一時的に在庫切れ


内容紹介
第1章 2000年春−夏 競馬界、第三の人生を始めるに当たっての所信表明
第2章 2000年秋−冬 騎手について、海外競馬について
第3章 2001年春 調教師アキコ・ゴザードとの対談
第4章 2001年夏 恩馬フクリュウとの思い出
略歴・生涯騎手成績・騎手重賞勝利一覧・調教師成績・調教師重賞勝利一覧
あとがき 岡部 幸雄
『週刊Gallop 』連載より 2002年度JRA馬事文化賞最終選考作品

◆ おーい、こっちだよー
 学生の頃、幸運にも、野平先生のお宅にお伺いする機会がありました。ひとりの競馬ファンにすぎなかった学生が、卒論のため、野平先生に海外競馬と日本競馬の違いについてお話しをお聴きしたいと図々しくお願いしたところ、大変お忙しい身でありながら快く引き受けてくださったのです。野平先生のご自宅の近くにある駐車場で待ち合わせをしていたところ「おーい、こっちだよー」と野平先生は手を振り、小走りで迎えに来てくださいました。ミスター競馬とまで呼ばれた三冠トレーナーが、青二才の学生に向かって微笑みながら手を振り、小走りで迎えに来てくれたのです。言葉にできない感動と同時に、みんなが親しみを込めて「祐ちゃん」と呼んでいた理由があっという間に理解できました。そういう気さくさと器の大きさを持ち合せていた方でした。

◆ 祐ちゃんが目の前にいるようで
 本書は『週刊Gallop』で連載され好評だった『口笛吹きながら・祐ちゃんの競馬徒然草』の単行本化です。日本の競馬にとって真に大切なことを飄々と優しく語る連載エッセイは、競馬ファンにとって毎週の愉しみでしたが、大変残念なことに、先生の逝去によって2001年9月2日号で途切れることになりました。本書はミスター競馬の遺稿集になってしまったのです。ひとつひとつのエッセイに、祐ちゃんが目の前で身振りを加えながら語っているような温かさ、厳しさが溢れ出ています。とくに騎手として乗り方を開眼したハクリョウとの話、絶筆となったスピードシンボリとの逸話は競馬ファンなら一度は読んでおくべき内容だと筆者は考えます。

◆ 岡部幸雄騎手が「あとがき」を執筆
本書の刊行に際し、岡部幸雄騎手が「あとがき」を寄稿してくださいました。
ここでは冒頭の3行だけご紹介しておきましょう。

「先生」が亡くなった。
ボクにとっての野平祐二さんは最初から最後まで、いや、今に至るまで「先生」である。
そして、「雲の上の人」であり続けた……。



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