流星社編集部「そのまま!」日記

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偉大なレコードが更新されました 2005年11月28日午後7時26分

きのうのJCで、これまでの東京芝2400Mのレコードタイムを0.1秒更新する、2分22秒1というタイムが叩き出されました。凄まじいタイムに驚きを隠せません。素晴らしいレースでした。しかし、ひどく個人的な感想ですが、レコードは破って欲しくなかったです。それまでの2分22秒2というレコード。これは16年前のJCでホーリックスが記録したタイムですが、その時、同タイムのハナ差で2着だったのがオグリキャップ。過酷なローテーションの中、当時の世界レコードで走った彼に感動し、今もなお記憶に残っているファンも少なくないのではないでしょうか? 2分22秒2という数字は、そこにオグリがいたという証だと思っていたので……。記録はいつか破られるものですが、少し寂しい気持ちになりました。馬券をハズしたせいもあるかもしれませんけど……。(激流)

ラインクラフトの妹が安楽死に 2005年11月28日午後7時26分

土曜の東京3R、3番人気だったラビングルック(牝2・美浦・菊川厩舎)が、競争中に左根骨粉砕骨折を発症し競争中止。予後不良と診断され、安楽死処分となってしまいました。姉が今年の桜花賞馬ラインクラフト(牝3・栗東・瀬戸口厩舎)、弟が今年のセレクトセールで最高価格の2億1000万円で取引されたマストビーラヴドの05(父シンボリクリスエス)。期待の良血馬だったのですが……。とても残念です。ご冥福をお祈り申し上げます。(激流)

ボニヤ、前回り受身! 2005年11月28日午後4時35分

先週土曜の東京3R(いろんなことがあったレース)でした。自分が乗る馬を見つけられず、ボニヤ騎手がパドックでうろうろしていたんです。そしたら関係者の方が「ボニヤーっ!」と大声で呼び、一足遅く騎乗。ボニヤ騎手はテレ笑いを浮かべながら顔を真っ赤にしていました。そんなお茶目な面を見せた直後、レース中に故障発生した馬の影響で後を走っていたボニヤ騎手の馬も躓いて転倒してしまいました。するとボニヤ騎手、柔道の前回り受身の要領ですぐに立ち上がり、速攻で馬を捕まえに。やっぱりプロですねー、馬に迷っても自分のやる事は迷わない。僕も見習いたいものです。(がー)

マルカシェンク、骨折! 2005年11月28日午前8時59分

土曜日の京都2歳Sを勝って、クラシックへの登竜門、ラジオたんぱ杯2Sへ向かう予定だったマルカシェンク(牡2・栗東・瀬戸口厩舎)、残念なことに、レース後に右前脚の骨折が判明してしまいました。「朝、起きる時に痛がるそぶりを見せた。レントゲン検査で骨が少し欠けているのがわかった。来週か再来週に骨片を除去する手術をする方向で検討している。何とか来年の毎日杯あたりから使って、ダービーに行ければと思っている」と瀬戸口師。骨片除去だけだったらダービーにギリギリ間に合うかもしれませんが、いずれにしても、今後のローテーションについては手術後の経過を見て決定されることになりました。がんばれ。(超ジェッター)

ナムラコクオー、お疲れ様!! 2005年11月24日午前8時56分

レース中の故障で長期休養に入っていたナムラコクオー(牡・14歳・高知・田中守厩舎)の引退が決まりました。あのナリタブライアンと同期で、3歳時には、「クラシックは2頭の『ナ』で決まり!」と言うファンも少なくなかったのです。長い長〜〜〜い11年間の現役生活、本当にお疲れ様でした。11月23日には、休養中に3か月繋養されていたこともある土佐黒潮牧場に移動しており、今後は悠悠自適のご隠居生活が待っています。奇しくも、コクオーが入った馬房はやはり同期だったインターライナーのもの……。きっと、天国のライナーも「お疲れ様」って言ってくれたのでは。もう、お仕事モードは不要ですから、濱脇由起子さんはじめ優しいスタッフに思いっきり甘えて、ゆったり楽しく過ごしてほしいものです。土佐黒潮牧場さんでは「黒潮友馬会」という、馬の余生を支える会で「里親さん」を募集しています。ぜひ一度サイトをご覧になってください。(ひ)

南関東の雄 第二の馬生へ 2005年11月23日午後7時32分

南関東4冠馬トーシンブリザード(牡7・船橋・佐藤賢二厩舎)の引退式が本日船橋競馬場で行われました。「数多くの名馬に乗らせてもらったが、こんなに乗りやすい馬はいなかった」と大ベテランの石崎隆之騎手が語っていたのが印象的でした。それから、佐藤賢二調教師、石崎騎手のインタビュー中、その横にいた大和田義男厩務員さん、複雑な表情をされていましたね。最初は少しホッとしたように、最後は必死に涙をこらえているように見えました。そして、たくさんのファンからの大きな拍手。個人的にも、トーシンが出走する時は可能な限り競馬場に足を運んでいた思い入れがある馬なので、僕も少し目頭が熱くなってしまいました。今まで本当にご苦労さま。既報のように、今後は新冠の白馬スタリオンステーションで種牡馬となる予定。石崎騎手もコメントしていましたが、産駒が競馬場で走る日を、楽しみに待っています。(激流)

聖剣伝説の終幕 デュランダルが引退・種牡馬入り 2005年11月23日午前11時56分

03年スプリンターズS、03・04年マイルCSの連覇と短距離GIを3勝したデュランダル(牡6・栗東・坂口大厩舎)の引退・種牡馬入りが決まりました。同一GI3連覇を目指した今年のマイルCSでは8着に敗れてしまいましたが、来年も度肝を抜くような末脚を披露してくれると思っていただけに、残念で仕方ありません。蹄が弱く、常に自らの脚元とも戦い続けてきました。種牡馬としての繁用先は社台スタリオン・ステーションに決まりました。聖剣の名に恥じない、その鋭い末脚を、多くの産駒に伝えてくれることを願っています。お疲れさまでした。(激流)

メモリーキアヌ、引退、繁殖入り 2005年11月23日午前7時2分

04年の愛知杯(GIII)を勝ったメモリーキアヌ(牝5・栗東・湯窪厩舎)が、本日付で競走馬登録を抹消、現役を引退することになりました。スイートピーSを勝ったあたりから、父トニービンならオークス……と狙い続けていた馬でした(8着……涙)。結局重賞を勝ったのは、なぜか直線が短い中京の愛知杯(GIII)。ずっと買い続けていたのに、9番人気で穴を空けられ、気紛れキアヌちゃんを恨めしく思ったのも懐かしい思い出になりました。通算成績33戦3勝。先日のエリザベス女王杯がラストランです。大好きなトニービンの現役馬が少なくなっていくのは寂しい限り。もっともトニービン牝馬は繁殖牝馬としてかなりの人気。半姉がメモリージャスパー(なつかし)だったりする良血の本馬にも次のお仕事に大きな期待がかかっていることでしょう。いい子をたくさん生んでください。応援するよ。(ぷ)

『サラブレッド99頭の死に方』、当サイトのみの発売、再スタートです 2005年11月21日午後8時38分

しばらくの間在庫切れで、美本が集まるまで「品切れ表示」になっておりました『サラブレッド99頭の死に方』、ようやく30冊ほど手許に確保できました。大変申し訳ありませんが、美本の数がないので、出荷は当サイトの通信販売のみとさせていただきます。何度もお問い合わせを頂戴したみなさま、お待たせてして、すみませんでした。実はちょっと前に在庫はそろっていたのですが、ああいう思いがけない馬の早世があったので、当サイトでの再発売を控えていたんです。もっとも本書、書名は「死に方」になっていても、内容は名馬たちの晩年の生きざまについて記されているもの。もしかすると気にする必要はなかったのかもしれませんが、あまりにもタイミングがタイミングだったもので。というわけで、通信販売のご注文は、こちらよりお願い申しあげます。(超ジェッター)

人の走る姿も素敵ですから 2005年11月21日午後7時42分

昨日は東京競馬場の記者席で観戦。特別レースが始まる少し前、相変わらず馬券が当たらないので気を取り直そうとトイレに行ったんです。途中で別室を覗いたら、記者の人全員がテレビの前に集まっいて「ここでスパートかよ」なんて言ってるんです。今はレースをやっていないはずでは? と思いモニターを確認すると、懸命に走る高橋尚子選手の姿が。そこからゴールするまでの間は皆さん競馬そっちのけでマラソンを見ていました。普段なら馬の走りで頭が一杯の方々も、国民的スターの走りはやっぱり気になるのでしょうか。それとも僕と同じように、マイルCSの馬券を買う前に、資金が枯渇していたのかも(苦笑)。ともあれ、人の走る姿も素敵ですから。(激流)

ヨメ本、勢いよくゲートを出たようです 2005年11月17日午後8時18分

ちょっと前のヨメのブログで小社の担当編集者(牝・年齢秘密)の実名がさらされ、さらに宮本先生から「どことなーく、お前(ヨメ@宮本)とかぶってるな」とのお言葉を頂戴しました。そこで、どんな部分がかぶっているのか、さらに取材を重ねたところ、著者先生から、こんなメールが。「あ〜〜。言いにくいところですね。どこでしょう?(^^;)体型? 髪型? ズバズバ言うところ?  やたら“どしっと”してるところ?……かな。こういうタイプの女性は、トレセンには“まずいない”ので、ミヤリン的には『ひとくくり』みたいですよ(^^;)」というものでした。ここで訂正。担当編集者は「小デブ」ではなく、「デブ」です。髪型の共通点は長いだけ。髪をアップにしてもたぶん仁科明子に似ていないと思います。ズバズバ言うところ……は共通点かも(汗)。どしっと、思いっきりしてます(笑)。でも、全体的にヨメ様の方がはるかに若く、美しく、スマートです。ところで『しろうと女房の厩舎日記』、おかげさまでポンと勢いよくゲートを出たようです。想定外の部分では、思っていたよりアキバでの売れ行きがよいこと。著者先生は発売日当日のプロモーションをご希望されていたようですが、こんなことなら、アキバのどこかで、ヨメ@メイド姿で、握手会やればよかったかと……。(サナダ)

古馬牝馬GI、ヴィクトリアマイル新設! 2005年11月17日午後7時37分

本日来年度のJRAの開催日程が発表になりました。一番大きな変更は、5月14日に東京競馬場で行われるヴィクトリアマイル(牝馬限定・4歳上・芝1600m)の新設ですね。現状牝馬は古馬になると活躍の場が限られており、とくに春のシーズンは3歳のときに桜花賞で好走したような牝馬が使うところがなくて困っていたわけですが、このレースがひとつの目標になりそうです。同時に12月に行われていた阪神牝馬S(GII)をヴィクトリアマイルのステップレースとして4月に移設、距離も1600mから1400mに短縮されます。これでJRAのGI競走は22レース行われることになりました。(超ジェッター)

柴山騎手が3回福島リーディング! 2005年11月14日午前10時58分

笠松競馬から中央に移籍してきて大活躍を見せている柴山騎手が、福島名人の中館騎手をおさえ、第3回福島リーディングジョッキーに見事輝きましたーっ!! 1着の数は11で並んでいますが、2着の数でハナ差こらえました。しかも、途中に東京で乗っていての成績ですから、より価値が高いと思います。ちなみに柴山騎手は1番人気時の成績が抜群に良く、勝率は4割、連対率は6割を超えています。人気にキッチリ応えてくれて、男前の柴山騎手、僕、大好きです。フォー!!(がー)

43年ぶりの偉大な記録です 2005年11月13日午後6時54分

最近は何だか、うん十年ぶりの記録というのがやたら目立つのですが、本日京都10RのドンカスターSで43年ぶりに大記録が塗り替えられました。それはJRAのレース出走記録。ハートランドヒリュ(牡9・栗東・清水久厩舎)が、ドンカスターSの出走で、JRA出走回数を123回とし、オートダービー(牡・62年登録抹消)の持つこれまでのサラブレッド最多出走記録122回を43年ぶりに更新したのであります! (通算成績は123戦4勝・2着10回・3着10回)。デビューしたのが98年の12月5日(阪神の新馬戦)ですから、なにげに流星社の創業よりも、同馬のデビューの方が数カ月先だったりします(笑)。で、ハートランドヒリュの偉いところは、ただ出走するだけじゃなくて、前々走の札幌のHTB賞では、3着に入って、しっかり馬券にからんだりしているところ。もう走る「無事是名馬」ですね(なんだ、そりゃ)。そんなわけで、きょうのレース、当方のように、サムライハートとハートランドヒリュを軸に馬券を買った人、案外多かったんじゃないでしょうか。ま、きょうは13着に敗れてしまいましたけど、これからは同馬が出走するたびに記録が更新されるわけで。これはもう応援し続けるしかないですね。ちなみに、同馬の父はランドヒリュウ。ハートランドヒリュ、と尻切れトンボになっている投げやり気味な馬名もカワイイと思います。(サナダ)

ジョンコ、静内に帰る 2005年11月12日午後1時10分

NHKの朝の連続テレビ小説『ファイト』に出演したサイゴウジョンコ役のダンスアワルツ号が、来年の5月にも生まれ故郷の地、静内に帰ることが決まったそうです。行き先は静内の乗馬クラブ、ライディングヒルズ静内。ここには、元種牡馬のサクラユタカオーも乗馬として繋養されています。生まれ故郷からの要望が実った形だそうで、望まれて第三の馬生を送れるなんて、なんと幸せなことかと嬉しくなりました。馬事公苑でも、役名の「ジョンコ」と呼ばれていた彼女、静内でも「サイゴウジョンコ」の名前になるのでしょうか? 『「あの馬は今?」ガイド2005-2006』では番組収録中の彼女の素顔を詳しくお知らせしましたが、来年も連続して登場決定かな♪ (ひ)

アドマイヤドン引退、種牡馬入り 2005年11月11日午前11時52分

ダート界の首領(ドン)、アドマイヤドン(牡6・栗東・松田博厩舎)の引退が決まりました。蹄の不安のため、ずっとノーザンファームに放牧に出されていましたが、このまま現役を引退、門別のブリーダーズスタリオンステーションで種牡馬になる予定だそうです。通算成績は25戦10勝。芝・ダート併せてGI7勝。素晴らしいとしか言いようがない成績ですし、絶好調のときは、まさに影も踏ませない強さでしたよね。ダートも芝もイケるクチ。そのうえ、あのベガ家の御曹司なんですから、間違いなく人気種牡馬になるでしょう。走る産駒をドンと出してください。それにしても、いまとなっては、「なんでベガにティンバーを……」なんて不毛なギロンで盛り上がっていたのが、懐かしくなってしまいました。(サナダ)

ダイタクバートラム引退、種牡馬入り 2005年11月11日午前11時52分

ダイタクバートラム(牡7・栗東・橋口厩舎)が、本日付で登録を抹消、現役を引退することになりました。先日のアルゼンチン共和国杯では15着と大敗。もう十分頑張ったとの判断が下された模様です。そのうちに春天を勝つ馬だと思って応援していたんですけどね。通算成績36戦8勝(重賞3勝)。今後は平取の太陽ファームで種牡馬になる予定。おつかれさまでした。(超ジェッター)

とにかく買ってヨメ(3) 2005年11月10日午前11時40分

お待たせしました。本日、『しろうと女房の厩舎日記』の発売日です!! 以下、お伝えしておきたいことを少々。まず、競馬サークル内では、かなりヨメ@宮本のブログが熱心に読まれていますね。サークル内の方々に地道なプロモーションをすると、必ずみなさんまずニタッと笑うんですよ。あ、あれね、ククククッ、て感じ。どうして皆さん、笑うんでしょうか、って、いつも読んでる人はフツー笑いますよね(笑)。競馬関係のサイトをチェックしても似たような反応。血統の森さん、うらがわで吹かないでください。次、発売に併せる形で、皆さまのご協力をいただき、この本についての露出がイッキに増えそうな気配。ついでにヨメ自身の露出も増えるというウワサ? といっても 噂のヘアヌードじゃありません(ヨメのブログならフォントが大きくなるとこだな、ここ)。それから、これは、すなたまらんどさんのブログを読んで、なるほどと感心したのですが、ネットでブログの『しろうと女房の厩舎日記』や今回の書籍『しろうと女房の厩舎日記』について探すとき、けっして「 しろうと 」で検索してはいけません。はぁはぁ系のサイトばかりが並ぶことになるんですね(やってみそ)。ちなみに、すなたまらんどさんは、宮本厩舎の応援メルマガを発行しています。お申し込みはこちらから。(サナダ)

『ナリタトップロード 路上にて』、お早めのご注文を 2005年11月10日午前11時40分

『ナリタトップロード 路上にて』について、多数のお問い合わせをいただいております。ちょっと前の本なので、どこの書店様でも書棚に在庫があるという感じでもないみたいですね。いま全国の書店様から注文を頂戴しており、とり急ぎ、あるだけの小社の在庫を放出しております。来週早々には書店様の棚に並ぶと思いますが、もしみつからない場合は、お近くの書店様でお早めのご注文を。なお、当サイトの通販用にも、美本を30冊ほど確保しました。どうぞ、ご利用ください。それにしても、トップロード、やっぱり多くのファンに愛されていたんですね。当サイトでご注文の際に書き込んでいただいた切々たるみなさまのメッセージを拝読し、改めて神様を恨んでいる今日この頃です。(サナダ)

お坊ちゃまがタイムズ紙に載る! 2005年11月10日午前11時40分

あの「お坊ちゃま」ことディープインパクト(牡3・栗東・池江郎厩舎)が、イギリスの高級新聞「ザ・タイムズ」に紹介されるらしいです。と言っても、タイムズという名前は聞いた事あれど、どんなものかは知りません(恥?)。調べてみると世界最古の日刊紙で、上流階級の読者が多く、しかもそのサイトには、世界中から何百万ものアクセスがあるという、全世界にすご〜い影響力を持った新聞らしいです(やっぱり恥でした……)。そんな新聞に取り上げられるなんて……、もう僕達の手が届かない存在にも感じちゃいますね。「有馬の勝算は? 英遠征はあるのか? ハルウララをどう思う?(なんだそりゃ?)」。イギリス人記者の質問攻めに池江先生は困っていたそうですが、来年は海外遠征に行くかもしれないし、こうなったら絶対に有馬記念は見に行かなきゃ!(がー)

トップロード、早すぎるお別れです 2005年11月8日午前10時59分

ナリタトップロードの訃報を耳にした瞬間、ただただ呆然とするばかりでした。なぜ、こんなに早く……? 様々なトップロードの表情が思い出され、切なさで一杯です。弊社の書籍には現役時代から登場してくれ、『あの馬の素顔「美浦・栗東・公営」厩舎リポート2002-2003』)、その次の『ナリタトップロード 路上にて』では、沖厩舎で密着取材しました。藤岡祥弘カメラマンの撮り下ろし写真はどれも素敵ですが、洗い場で舌をペロッと出した写真が大好きです。沖先生や渡辺薫彦騎手はもちろんのこと、川口透調教助手、東康博厩務員のおふたりからもトップロードへの熱い思いをたっぷりうかがえました。社台スタリオンステーションに向かう馬運車に乗りこむトップロードを見送る沖先生の背中と、スロープを上がるトップロードの後姿が今も目に焼き付いています。引退後は、表紙を飾った上、巻頭カラーページで放牧地での元気な様子を見せてくれました(『「あの馬は今?」ガイド2003-2004』)。その翌年、『「あの馬は今?」ガイド2004-2005』では、社台SSのベテランスタッフ、森田敬治さんが撮影して見せてくださった、猫のジェイソン君に猫パンチされるトップロードのエピソードを執筆しました。関係者の方々、謹んでお悔やみを申しあげます。今朝、出社してから4冊のページをめくりながら彼を偲びました。彼の人懐こさ、とぼけた愛嬌を思い出すたび、胸が詰まります。今年の春は、他馬の取材の折、やはり見つけただけで駆け寄ってくれる姿が昨日のことのように思い起こされます。ずっと「少年の心」を失うことのなかった彼は、今ごろ天国のターフで元気に駆け回っていることでしょう。早すぎるのが辛いけれど、さよなら、トップロード。(ひ)

君が世界でイチバンでした 2005年11月8日午前10時59分

トップロードの訃報を聞いた時、私は危篤状態のねこひこにつきっきりでした。ずっと鳴く元気もなかった彼が、頭を上げたので急いで支えると、見上げて「アー」と一声。これがさようならの挨拶でした。平均寿命をはるかに越えて頑張ってくれたぽんち君(ニックネーム)、可愛い猫は星の数ほどいるけれど、私にとっては君が世界でイチバンでした。ありがとう。さようなら。(ひ)

憎まれっ子、世にはばかりました 2005年11月7日午後9時58分

トップロードの悲報で打ちのめされているところに、きょうはいったいどういう日なんでしょう。小社の本社事務所にお越しいただいた多くの方が、噛みつかれたり、鋭い爪で引っかかれたりしたと思いますが、弊社の営業(妨害)部長の牡猫「 ねこひこ 」が本日夜9時15分に小社本社事務所にて天に召されました。死因は老衰による多臓器不全というやつです。憎まれっ子世にはばかると申しますが、18歳と7カ月ですから、随分と世にはばかってくれたものです。ご迷惑をおかけした皆々様、天に召された「 ねこひこ 」に替わり、飼い主代表としてお詫びを申しあげます。最後にワンフレーズだけ私情を書かせてください。アイシテル、ネコヒコ。(ぷ)

ナリタトップロード死去 2005年11月7日午後6時18分

社台スタリオン・ステーションで種牡馬として繋養されていたナリタトップロード(牡9)が本日、心不全のため天に召されました。99年のクラシック路線でアドマイヤベガ、テイエムオペラオーと3強を形成し同年の菊花賞制覇。その後も常に高いパフォーマンスを見せてくれ、熱狂的なファン が多い馬でした。残した産駒は僅か3世代。この中から、一頭でも多くの活躍馬が現れてくれることを心より願っています。ご冥福をお祈り申し上げます。なお、小社刊行の公式コンプリートブック『ナリタトップロード 路上にて』、先ほどより多数のご注文を頂戴しております。こんなことになるとは思ってもいなかったので在庫(とくに美本)はそれほど多く残っていないそうです。お求めの方はお早めのご注文をお願い申しあげます。合掌。(激流)

とにかく買ってヨメ(2) 2005年11月5日午後9時22分

11月10日発売の『しろうと女房の厩舎日記』、たくさんのご予約、ありがとうございます。見本がスタッフ全員の手元に行きわたったので、みんなでニヤニヤしながら読んでいます。毎日ブログをチェックしているときは気付かなかったけど、こうしてまとめて読んでみると、なんかお笑いテンコ盛りの起業家ストーリーみたいな読み物だったりするわけです。厩舎経営も軌道に乗るまではタイヘンなんですね。弊社の高齢系スタッフにいわせると、調教師のヨメの『細うで繁盛記』ならぬ『太うで繁盛記』だそうです。ついでだから書いておくと、実はヨメのペンネームをどのようにさせていただくかということで、高齢系スタッフとちょっと議論になりました。出版業界の流通って、いまだかなりアナログな世界なんです。はたして「ヨメ@宮本」の「 @ 」が何であるのか、出版流通のおじさんたちにキチンと理解してもらえるかどうか、かなり微妙( 『ヨメ@63キロ』じゃ、ますます謎めいてくるし )。ということで、ご本人とも相談し、一度は「 宮本ヨメ 」でいきましょうという折衷案がまとまり、カバーのデザインまで終わらせたのですが。なんか「 宮本ヨメ 」だと、宮本ヨネとか宮本カメとか、梅干しばばあみたいな語感で(笑)。結局、編集長の「やめやめ」の一言で、本来の「 ヨメ@宮本 」に落ち着いたという次第……。ところで、きのうあたりから毎日更新のヨメのブログがなんだか怖い方向に話が進んでいます(聞いてないよお)。編集担当は実名がさらされるし。戦々恐々の小社編集部……。(サナダ)

新記録、横山典騎手、6連勝! 2005年11月5日午後8時40分

本日の東京開催、2R、3R、4R、5R、6R、7Rと横山典騎手が6連勝(けっこう人気薄の馬ももってきてたから凄い)、JRAの連続施行競走連勝記録を更新しました。これまでの記録は、武豊騎手と故岡潤一郎騎手の持つ5連勝。ちなみに、6連勝のうち5勝目の4Rで、横山典騎手はJRA通算1600勝を達成。JRA史上6人目、現役では武豊騎手に次いで2人目の記録になります。ノリがノリノリ、なんてベタなダジャレ見出しが明日のスポーツ新聞を飾るかな。(超ジェッター)

トーシンブリザード引退、種牡馬入り 2005年11月4日午後6時55分

2001年に4冠を制した南関の雄、トーシンブリザード(牡7・船橋・佐藤賢二厩舎)の引退が決まりました。大きなケガをしながらもその度に立ち直って懸命に走る姿は感動モンでしたね。3日に行われたJBCスプリント(交流GI・7着)が最後のレースとなりました。通算成績30戦9勝(重賞7勝・うち交流重賞3勝)。今後は新冠の白馬スタリオンステーションで種牡馬となる予定。11月23日に引退式が船橋競馬場で行われますので、最後の雄姿を見に行きましょう。(サナダ)

GIレースの途中で中継がああああ 2005年11月3日午後4時40分

本日名古屋競馬場で行われたJBCクラシックはユタカ様騎乗のタイムパラドックス(牡7・栗東・松田博厩舎)が、JBCスプリントは幸騎手騎乗のブルーコンコルド(牡5・栗東・服部厩舎)が、それぞれ快勝しました。それにしてもMXテレビの中継でJBCクラシックを観ていた方々、ビックリしましたよね。ナイキアディライトがゲート前でしゃがみこんでゲートに思い切り時間がかかってしまったために、発走時間が大幅に遅れ、名古屋競馬場を1周半するレースなのに、ゲートを出て1周しないうちに、怒りを堪えているよーな土居さんの「大変申し訳ありませんが……」というアナウンスが入って、そのまま中継がぷっつんオシマイ。慌ててケーブルテレビの他の局を探して切り換えましたが、もうゴール前のスロー再生になっていました。1年に1回の地方競馬のお祭りなんだから、これはないっすよ。って、だれに怒っていいんだかわからなくて、とにかく、ワタクシ、怒っているんですけど。馬券もハズれたし、たとえて言えば、無闇に蹴りを入れたくなるようなキモチとでも言っておきましょうか(苦笑)。(サナダ)

三冠女王スティルインラブ、お疲れ様でした! 2005年11月3日午後2時15分

2003年に、メジロラモーヌ以来17年ぶりという三冠牝馬となったスティルインラブが引退し、生まれ故郷の下河辺牧場で繁殖入りすることになりました。母としての第2の馬生でも、その華麗な走りにふさわしい、素晴らしい産駒を出してほしいものです。名残惜しいファンがたくさんいることと思いますが、来年の1月には、京都競馬場で引退式が行われるそうです。彼女の美しさ、華やかさを、しっかり目に焼き付けておきたいですね。(ひ)

カルストンライトオ引退、種牡馬に 2005年11月2日午後4時45分

うちの編集部にもファンは多かったんですけどね。昨年のスプリンターズステークスを制したカルストンライトオ(牡7・栗東・大根田裕之厩舎)が、右前脚球節炎を発症、本日付で競走馬登録抹消となりました。通算成績36戦9勝。今後は静内のレックススタッドで種牡馬になるそうです。あの爆発的なスピードを、確実に伝える種牡馬になってください。できれば、大流星とか、鼻の白い産駒を希望。(サナダ)

アイポッパー、残念12着 2005年11月1日午後7時1分

本日オーストラリア・フレミントン競馬場で行われたメルボルンC(豪GI・芝3200m)に藤田騎手騎乗で出走したアイポッパー(牡5・栗東・清水出厩舎)、24頭中の3番人気に支持されたものの、残念ながら12着。いつものように好位から外に出し、最後の直線に入ったところで抜け出して一瞬見せ場は作りましたが、そこから伸びませんでした。勝ったのは、G.ボス騎手騎乗の1番人気、あのマカイビーディーヴァ(牝6・L.フリードマン厩舎)! なんと史上初のメルボルンC、3連覇!!!(ビックリマークが3本立ちました) まさに南半球の歴史的女傑であります。(超ジェッター)

早速のご予約、ありがとうざいます 2005年11月1日午前7時5分

11月10日発売の『しろうと女房の厩舎日記』、早速多数のご予約、ありがとうざいます。発売日の近辺は、競馬本の棚を常備している首都圏、関西、中京地区の書店様、競馬場やウインズ内のターフィーショップ、そして事前のご注文をたくさん頂戴している栗東トレセン近くの書店様(営業部の予想的中!)にたくさん配本されるみたいです。早くお読みになりたい方は、お近くの書店様か、こちらのページか、こちらのホリエモンさんちのページでご予約を。ところで、当社サイトでご予約を頂戴した××様、「携帯のBlogから本が出るって見たとき、『ふ〜ん』と思いましたが、出版社が流星社で驚きました(笑)「へぇ〜、こういう展開もありか。」という感じで...とても楽しみにしています」との何だか悩ましいコメント、ありがとうございました。ヨメのブログをうちが書籍化させていただくのって、「ふ〜ん」とか「へぇ〜」とかいう感じなんですかあ。ふ〜ん(笑)。(サナダ)

ディープ、次走は有馬記念に 2005年11月1日午前4時56分

三冠馬ディープインパクト(牡3・栗東・池江郎厩舎)の四冠目を目指す次走がJRAから発表されました。12月25日に中山競馬場で行われる有馬記念に出走するそうです。競馬ファンとしては最高のクリマスプレゼントになりそうですね。でも、JC参戦を期待していた府中市民としてはちょっと悲しい……。クリスマスの日にいっしょに中山に行くカノジョがいないのはもっと悲しい(泣)。(がー) ……泣くな。どうせその日は仕事だよ……(編集長付記)。

勝ち続けるのは難しい 2005年11月1日午前4時56分

世界競馬最大級のイベント、ブリーダーズCが29日、米ベルモント競馬場で行われました。今年は全7レース中1番人気馬の成績が(2、2、3、1)。いつものように一筋縄では行かないレースが多く、人気馬が今ひとつ足りずに勝ちきれないシーンが目立ちました。とくにスプリント出走の9戦無敗だったLost in the Fog、マイル出走の8連勝中だったLeroidesanimauxの敗戦はショックでした。日本では無敗の3冠馬が誕生しましたが、勝ち続けるのは本当に難しいことですね。見事1番人気に応えた2頭は、ジュベナイルフィリーズのFolkloreとクラシックのSaint Liam。ちなみにターフ出走の個人的注目馬Shakespeareは2番人気で12着。最近話が聞こえなくなっていたSS産駒Sundropは、F&Mターフに出走し最下位の14着に敗れています。残念無念。(激流)



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