流星社編集部「そのまま!」日記

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ヘヴンリーロマンスが引退、繁殖へ 2005年12月27日午後7時25分

牝馬ながら今年の天皇賞・秋を制し、有馬記念でも6着とがんばっていたヘヴンリーロマンス(牝5・栗東・山本厩舎)の引退が決定し、新冠のノースヒルズマネジメントで繁殖入りすることになりました。2007年2月で定年を迎える山本調教師への最高のプレゼント、あの淑女の鞍上で見せてくれた松永騎手の一礼は、今後、競馬史に輝く名シーンとして語り継がれることでしょう。初年度の種付け相手はキングカメハメハになる予定だとか。パワフルで元気な子供が生まれそうですね。子供たちがターフを駆ける日を楽しみにしています。(激流)

お坊ちゃま、よく頑張りました 2005年12月26日午後7時57分

昨日、中山競馬場までディープインパクト(牡3・栗東・池江郎厩舎)の応援に出向いたファンの皆さん、お疲れ様でした。でも、一番お疲れ様だったのは当のディープ君とユタカさん、そして市川厩務員はじめ池江厩舎の皆さんですよね。中山から帰ってきてお疲れ様のメールを送ったあと、夜の9時過ぎに、なんと市川さんからお電話が。渋滞のため、首都高速の馬運車の中からでした。ディープ君は元気で、走り足りない感じだったそうです。栗東に帰ったら「よくがんばったね」のニンジンをあげることでしょう。それにしても、市川さんの身長で63キロとは……。御本人は「ちょうどいいダイエットでした」と笑っていましたが、春からずっと続いていた重荷がどれほどのものだったか想像できます。でも、ディープ君が走り続ける限り、ニコニコと平気な顔をしながら頑張るのでしょうね。ファンから見えないところでだけ号泣した市川さん、お坊ちゃまとともに輝く、次のステージを楽しみに待っています! (ひ)

オンファイアが屈腱炎を発症、休養へ 2005年12月26日午後7時57分

ディープインパクト(牡3・栗東・池江郎厩舎)の全弟で、東京スポーツ杯(GIII)で3着に入り、来春のクラシック路線での活躍が期待されていたオンファイア(牡2・美浦・藤沢和厩舎)が屈腱炎を発症してしまい、休養に入ることになりました。偉大な兄を持ち、新馬戦でパドックに人だかりが出来るほど注目されていた馬ですからショックです。一日も早く復帰できる事を心から願うとともに、弟の分も、兄のさらなる活躍を期待しています。(激流)

有馬記念の異変 2005年12月26日午後7 時57分

昨日の中山競馬場は人がたくさんいて大変。朝の6時過ぎに競馬場に着いた時は、正門から競馬場の端を越えて並んでいるほどの長い列。開門直後にスタンドを見てみたらすでに席のほとんどが埋まっている状態。パドックも5Rを過ぎたあたりから馬券を買いに行くのも一苦労だったほどのギュウギュウ詰め。久しぶりに大混雑の競馬場を体感しましたね。でも、馬券はほとんど並ばずに買えたんですよ。他のレースも、有馬記念も。馬券を買いに来たというよりも、レースを見にきた人が多かったんですかね。しっかし、日が日だけに仲むつまじく歩くカップルがたくさんいましたよ。見るたびに「馬券外れろ、馬券外れろ」って念じていました(笑)。そんなこと思っているから、自分の馬券も当たらないんでしょうね。荒んでいるなー(涙)。(がー)

エイシンチャンプ、登録抹消 2005年12月15日午後5時37分

02年の朝日杯フューチュリティステークスを勝ったエイシンチャンプ(牡5・栗東・瀬戸口厩舎)が明日16日付で競走馬登録を抹消することになりました。通算成績は34戦4勝。獲得賞金は2億3413万円。この秋のシーズンはほとんどいいところを見せられなかったから、仕方がないかもしれませんね。今後は地方競馬に転厩する予定だそうです。ダートで一変するかどうかわかりませんけど、まだフケこむ年齢じゃありませんから。とにかくがんばれ。(超ジェッター)

三冠牝馬スティルインラブの引退式は1月7日に 2005年12月15日午後4時43分

メジロラモーヌ以来史上2頭目、17年振りの牝馬三冠に輝き、すでに現役引退を表明していたスティルインラブ(牝5・栗東・松元省厩舎)の引退式が新年の1月7日、京都競馬場での昼休みに行われる事になりました。三冠レースではいつもアドマイヤグルーヴ(牝5・栗東・橋田厩舎)の方が1番人気で、こちらは2番人気。でもレースではその評価をことごとく裏切り? 1着でゴール板をかけ抜けていました。その後の成績は振るわなかったけど、これから元気な子供をたくさん産んでもらって、そして母仔三冠なんて壮大な夢を目指してがんばって欲しいですね。ちなみにアドマイヤグルーヴも今週の阪神牝馬Sを最後に引退するそうです。本当におつかれさま。いい仔を産んでくれよー。(がー)

ミスキャストが引退・種牡馬入り 2005年12月15日午後4時43分

マイルGIを2勝した名牝ノースフライトを母に持ち、父もSSという超良血馬ミスキャスト(牡7・栗東・加藤敬厩舎)の引退・種牡馬入りが決定、静内のアロースタッドで繁用されることになりました。アグネスタキオンやクロフネなど、スターホースが数多くいた世代の中でもその素質をかなり期待されていたミスキャスト。脚元に不安を抱え、素質を100%発揮させる事はできませんでしたが、重賞、そしてGI制覇の夢は産駒に託すことになりました。また、ノーザンテーストを父に持つ半兄キコウシ(牡9・栗東・加藤敬厩舎)も、長い現役生活にピリオドを打ち、阪神競馬場の誘導馬を目指すことが決定しています。長い間本当にご苦労様でした。(激流)

三連冠、香港マイル優勝!!! 2005年12月11日午後6時15分

本日の香港マイル(香港GI・1600m)に出走したペリエ騎手騎乗の三連冠(ハットトリック・牡4・栗東・角居厩舎)、例によって後方から大外に持ち出して、末脚が爆発、みごと優勝しました。角居師、海外GI年間2勝目ですよ。すごいですね。淺草田園も健闘し、6着。それにしても、きょうの朝日杯FSはノーザンファーム生産のフサイチリシャール(牡2・栗東・松田国)が快勝しました。香港では追分ファーム産のハットトリックとシックスセンスが大活躍。中山の新馬戦では社台ファーム産のフサイチジャンク(牡2・栗東・池江寿)が強い勝ち方をしたし。あらためて社台グループの底力を見せつけられた1日でしたね。(超ジェッター)

超預感、2着 2005年12月11日午後4時5分

本日の香港ヴァーズ(香港GI・2400m)に出走した四位騎手騎乗の超預感(シックスセンス・牡3・栗東・長浜厩舎)、後方追走から外に出して、直線猛烈に追い込んで、2着に入りました。2.3/4馬身離して勝ったのは、K.ファロン騎手騎乗の女傑ウィジャボード(牝4・英・E.ダンロップ厩舎)。シックスセンス、大健闘です。次はなんとか1着を!!(超ジェッター)

ヨシトミさん、100勝目、カッコよすぎるぜ 2005年12月10日午後9時23分

きょうの中山12Rで柴田善臣騎手が5年連続の100勝目を達成しました。レース後のインタヴューのコメント、カッコよすぎて、ちょっとウルウルしちゃったじゃないですか。「自分の100勝よりも、この馬(ルーベンスメモリー)の1勝を大事に思っていた。右回りがどうかと言われていたが、こうして結果が出せて嬉しい」。 ご存じの方はご存じでしょうが、ルーベンスメモリー(牡5・美浦・高橋祥厩舎)は右目が見えない馬です。だから右回りのレースでは他馬が見えなくなると焦って走りのリズムを崩してしまうことになり、左回りのレースばかり使っていました。中山でのレースは同馬にとってかなりハードルの高いチャレンジだったのです。で、きょうのヨシトミ騎手は、ルーベンスメモリーがギリギリ他馬が見える範囲の位置取りを保ちながら絶妙のタイミングで2番手から抜け出して快勝。「展開が向いたこともありますが、騎手のファインプレーが光りました」と高橋祥師も絶賛でした。GIで区切りの勝ち星を挙げるのもカッコいいけど、こういうレースでのこういう勝ち方、ヨシトミさんらしいですね。(超ジェッター)

年末吉例・香港漢字馬名大会 2005年12月9日午後4時51分

▽香港ヴァーズ シックスセンス=超預感(第六感じゃないの?) ▽香港スプリント アドマイヤマックス=大賞識(????)、 ▽香港マイル ハットトリック=三連冠(帽子奇術ではありませんでした。思わず三連単の馬券を買いたくなります)、アサクサデンエン=淺草田園(直球。そのまんま)。いずれのレースも日本時間11日の夕方に発走。グリーンチャンネルで中継するみたいなので、応援しましょう。加油!(がんばれ) (超ジェッター)

タップダンスシチーが有馬記念で引退へ 2005年12月8日午後1時32分

03年JC、04年宝塚記念に勝利し、03年から05年の金鯱賞を3連覇した古豪タップダンスシチー(牡8・栗東・佐々木晶厩舎)が有馬記念を最後に引退、種牡馬入りすることが決定。引退式は有馬記念当日の最終レース後に行われる事になりました。もう8歳になるのにGIレースでは必ず人気を集め、04年には凱旋門賞にも挑戦するなど、レースぶりと同じように競馬界をも引っ張ってくれたタップ。昨年の年度代表馬ゼンノロブロイ(牡5・美浦・藤沢和厩舎)も同レースを最後に引退を表明しており、主役級の馬が一気に2頭も引退してしまうのは寂しい限りです。最後の大一番、大観衆が悲鳴を上げてしまうほどの大逃げを期待しています。(激流)

後藤騎手が骨盤骨折、年内休養へ 2005年12月7日午前11時44分

後藤浩輝騎手が骨盤骨折のために年内の騎乗予定を全てキャンセル。年内は休養し、治療に専念することになりました。どうやら11月22日の船橋競馬で落馬した際に負傷した模様。先々週は突然の乗り替わりでどうしたことかと思っていました。でも、先週は16鞍に騎乗し、何事もないと思っていたのですが……。レース後に違和感を訴え、精密検査の結果、骨盤の骨折が判明したそうです。骨盤なんて騎乗する際に最も負担がかかりそうな箇所ですから、あせらず、ゆっくりと、100%の状態になるまで静養し、万全の状態で復帰できる事をお祈りしています。(激流)

中山パドック最前列にて 2005年12月5日午後5時42分

4日、中山4R新馬戦。例によってパドックの最前列にいたら、某フサイチソニック産駒を引いていた厩舎スタッフが騎手に向かって「これでも汗取りつけたんだよ、週に2回くらい」と話しているのが聴こえてきたんです。ラッキー! この馬はまだ太目残りなんだなと思って、馬券候補から外しました。そしたらなんですか!? 3着に飛び込んで来たじゃあないですか!! おかげで僕の3連複馬券は紙クズに……。体は重い(はず)なのに、よくがんばったね。次走の未勝利戦、体重が減っていたらドカンと買うから、次もがんばってね。(がー)

プリキュアって何だべ? 2005年12月5日午後3時30分

そういうわけでテイエムプリキュア(牝2・栗東・五十嵐厩舎)が2歳女王の座に就きました。ところで馬券の買い目には入れていても(当たったワケじゃない)、テイエムプリキュアのプリキュアの語源がわからない人間、当社スタッフのうち半分。ヨメのブログでよーくわかりました。竹薗オーナーも娘さんにせがまれて、この馬名をつけたみたいですね。それにしても、テイエムプリキュアのご購入額は250万円ポッキリとか。オーナーの相変わらずのお買い物上手に脱帽です。それから何といっても熊沢騎手のチョー久々のGI勝利が嬉しかったですね。「勝ったと思ったとき、頭が真っ白になりました」ってコメントがありましたが、本当に熊沢騎手のアタマが真っ白になっていてすごく驚きました。なんちて。(サナダ)

来年も中居君がJRAの顔に 2005年12月5日午後3時30分

このお知らせに、昭和63年以来のイメージキャラクター一覧があり、思わず回想にふけってしまいました。皆さんがそれぞれに素敵でしたが、個人的に一番好きだったのは初代イメキャラの小林薫さん。コマーシャルの舞台となった静内の居酒屋『赤ひげ』、美味しいんですよね〜。お店の渋い雰囲気が小林さんの渋さと相俟ってステキでした。健さんも良かったな〜。キムタクの年は、ダービー・デイの地下馬道ですれ違って、そのカッコ良さを満喫しました。中居君は……、実は生の中居君をかなり間近で見たことがあります。10年くらい前、麻布のとあるクラブで。それ以来、ずっとファンです。ん? 私って、渋いオジ様とジャニーズ系、どっちもイケル口だったのか……。それとも、JRAと代理店さんのマーケティングに、まんまと釣り上げられているのか……。(ひ)

ベストアルバム引退、繁殖入り 2005年12月3日午前6時31分

個人的に熱烈応援していたベストアルバム(牝5・栗東・沖厩舎)、右前脚繋靱帯炎を発症し、引退、繁殖入りすることになったそうです。もともと社台オーナーズクラブの所属馬のため、来年3月での引退は規約上決まっており、 時期が数カ月早まっただけといえばそうなんですけど、ファンとしては、ベストアルバムにもう数曲、傑作を残してほしかったですね。まともに調教できないほどのストロング&デリケートな気性ががこの馬の長所と短所。ハマったときの切れ味は凄かったです。当然繁殖牝馬として期待は高いでしょう。いい子供を出してほしいです。黒本でもプッシュした半妹のベストストーリー(牝2・栗東・沖厩舎)が阪神JFに抽選ですべりこんだので、明日は同馬から買ってみようと思っています。ナベちゃん、一発大きい穴をあけてくれ! (超ジェッター)

アルカセット、日本で種牡馬入り! 2005年12月2日午後7時36分

今年のジャパンCの覇者、アルカセット(牡・5歳・英L・クマーニ)は、予定していた香港遠征を取りやめ、引退して種牡馬入りすることが決まりました。あのモハメド殿下率いるゴドルフィンが新オーナーだそうです。北海道厚真にあるダーレー・ジャパンに繋養されるそうで、日高の生産者の皆さんは騒然としているかもしれませんね。日高で取材していると、時折見かけるロイヤルブルーの帽子やブルゾンを見るたび、「あー、殿下の色だわ……」と思うのですが、ダーレー・ジャパンの馬たちの馬服もロイヤルブルーなのでしょうか。(ひ)

とにかく買ってヨメ、その5 2005年12月1日午後8時11分

好調『しろうと女房の厩舎日記』、テレビや新聞で紹介していただくことが多い上に、今週の『週刊Gallop』で実に的を射た書評を載せてもらったおかげで、発売直後よりも最近の方が実売を取れているという理想的な展開になっています。それなのに、あーら不思議。なぜか読者ハガキの返りがそんなに多くないんですよね。おそらくそーじゃねーかなーと思っていたら、当たり。お読みいただいた方々、直接著者先生にメールで感想を送ってくださっているみたいなんです。いわゆる『ブログ本』にありがちな傾向ですね。それはそれで大変ありがたいのですが、ほら、メールだと人格が変わっちゃう人、いるじゃないすか。妙なメールを送りつけないでくださいね、なんてここで書いてしまうと、逆にあおってしまうことになったり。そのあたりを心配していたところ、当の著者先生から編集部にメールが。「本の賛否両論、どんどん声が集まってきてますよ。「否」の方でも、結局は最後まで読んじゃうみたいですねぇ〜。あははは!」……ヨメのブログだったら、ラストの、あははは! のところのフォント、確実に、特大極太ですね(笑)。(サナダ)

『サラブレッド99頭の死に方』、嵐山編集チョに誉めてもらっちゃいました 2005年12月1日午後6時51分

うちのタコ社長の弟さんの入船亭扇辰師匠から編集部にメールが届きました。「『古本買い十八番勝負』 嵐山光三郎(集英社新書)を読みました。嵐山さんはじめ、名うての目利きが古書店を巡り、良書を安価で購入する顛末を記した書。『小説すばる』に連載していたものをまとめた本です。P206に『サラブレッド99頭の死に方』が出てきました。口うるさい嵐山氏が誉めていましたよ」……。 ありがたいお話です。嵐山先生は作家活動をされる前は、出版ギョー界では知らない人がいない名編集者でしたから。ところで、その『サラブレッド99頭の死に方』、11月21日の当日記にも書きましたが、古本屋さんを回らなくても、新本がまだちょっとだけあります。売れ行きがいいので、営業部に美本をさらにかき集めてもらって、残りは、本日現在38冊。重ねてお詫びを申しあげますが、美本の数が少ないので、出荷は当サイトの通信販売のみとさせていただきます。通信販売のご注文は、こちらよりお願い申しあげます。(超ジェッター)

「賀」騎手、引退 2005年12月1日午前6時36分

横山賀一騎手(38歳・美浦・萱野厩舎所属)が、騎手免許の取り下げ願いを提出し、11月30日付で現役を引退することになりました。同騎手はニュージーランドで5年間騎手経験を積んだ後、92年にJRAデビュー。容姿も似ている弟の横山典騎手と比べられることが多かったかもしれませんが、マイペースで勝ち星を重ねてきました。JRA通算成績は3346戦211勝(重勝4勝)。セイリュウオーの札幌3歳Sとかヤマニンリスペクトの函館記念とか、夏の北海道での活躍が目立ちましたね。今後は萱野厩舎で調教助手になる予定だそうです。がんばってください。それにしても、出走表から「賀」が消えるのは寂しいなあ。(超ジェッター)



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